そこには、全裸に仰向けでM字開脚をしたモモコが、肥満児に股間をペロペロと舐めしゃぶられていたのだ。
 清い体がクラスメイトに弄ばれる一部始終は盗み撮りされていた――背中に冷たいものが流れて、目の前が真っ暗になる。
「モモコのこんな写真や映像を、ぜ〜んぶバラまかれたくなかったら、俺たちの言う通りにしてもらおうか」
「いったいなんのつもり……。これって脅迫よ!」
「ゴーミン様が言ってただろ、モモコを情婦にしないと未来がやばいってな。そのためならなんでもするさ」
「これなんて傑作だろ」
 その写真には、モモコが全裸に仰向けでゴーミンに犯され、処女血を垂れ流している自分ではないか。
「……ひどい」
「俺さ……写真見ながら、モモコの脱いだ下着を嗅いでると、毎日でもオナニーしちゃってるんだよね」
 リーダー格の男子が馴れ馴れしくモモコの肩を抱き寄せ、耳元で囁いてくる。
「やめてっ!」
 自分を性欲の対象として見られていることは急に恐怖を覚えて、涙が溢れてくるのだった。

 何故か、数名とモモコの中にゴーミンの記憶が残ってしまっていた……