「モモコのおまんこを見せてもらおうか」
「えっ! こ……ここで……!?」
 不良グループに命令されて、モモコは辺りを見回す。
 正門から連れてこられた校舎裏には、モモコと不良グループの男たち以外の人影はないが、なんと言っても登校時間だ。
 運動場や部室棟には、朝練の生徒がいるし、ひょっとしたら目撃される可能性もある。
「いやとは言わせないぜ? こっちにはモモコの恥ずかしい写真があるんだからな」
「ああ……そんな……」
 今のモモコは学生生活を管理される立場なのだ。
 不良グループの言う通りにしないと、恥辱の写真がばらまかれ、未来の光が潰えてしまうかもしれない。
「はぁ、はぁ……わかったわ……」
 モモコはスカートの中に手を突っ込むと、パンツの紐に手をかけた。緊張で指が震えながらも、ずり下ろした。
「早くしないと、誰か来るかもしれないぞ」
「やればいいんでしょ!」
 恐る恐るスカートの裾を捲し上げると、不良たちの視線が下半身に集中する。
「おおっ、モモコのおまんこ素晴らしい!」
 肥満児の男が笑いながらファインダーを覗き込み、連続でシャッターを切る。
「うう……撮らないで……」
 恥ずかしい写真で強請られているというのに、自らストリップショーでもしているかのような艶姿で撮影されることが恥ずかしくてたまらない。