(こんな辱めで……あたしは負けないわ!)
 キッと前を睨んで一歩踏み出すモモコ。
 だが性知識のないモモコにとっては、予想以上に異物の振動を意識せずにはいられない。
 ヴヴヴ……、ヴゥゥンン……。
 ただ教室を歩くだけでも、小さな性玩具が花弁と尻肉の粘膜に食い込んできて、ブレザー越しの背中や腋の下にじっとりと汗が滲み出す。
「はあ……はあ……ううぅっ」
 そんなモモコの色っぽい艶姿に、周囲の生徒たちはますます好奇の視線を浴びせ、教師までもジロジロと舐めるような視線で見つめてくる。
「顔が赤いようですが、熱でもあるのですか?」
「い、いえ……大丈夫です」
 近くから男性教師に見つめられて心臓が爆発寸前に高鳴る。
(とにかく……早く……配らないと……)
 モモコは震える指で教師からプリントを受け取った。