「ふぅ……」
 小さく溜め息をついたモモコの腸内で、腹痛と排泄欲がじわじわと感じる。
「んくぅ……ど、どっちにいけばいいの……?」
 モモコが眉を寄せ、不安げな口調で問いかけた相手は、プリーツスカートの股の間からニョロって顔を出して方向を指示するアングラー兵の生きている武器だった。
 クンッ、キュッキュッ……。
 寄生武器が動くたびに、モモコは太腿をジリジリと焦がす淫情に身を震わせる。
(お願いだから……あたしを見ないで……)
 自然公園で戯れている家族連れの人々からすれば、股間に細長い異物を生やしているモモコを変態として見られるだろう。
 そんな恥辱の散歩コースは、モモコの胸がドキドキと高鳴り、股間とお尻がむず痒い。
「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ……」
 ジリジリと身を焦がすような羞恥心に見舞われながら、モモコは家族連れの集団を素通りする。
「あのお姉ちゃん! お股に蛇が生えてるよぉ!」
 小さな子供がモモコの方を指差して、何か言っていた気がするが、今のモモコは見て見ないふりをするのがやっとだった。
「こっち……かな……」
 足の向かう先は、直腸内に蔓延る寄生武器が教えてくれる。
 整備された道を外れ、モモコの行く先は陽の光も差さない薄暗い裏道の方だった。
「ぅぅぅ……」
 一歩ごとに、寄生武器が腸内を圧迫し、熱くむず痒い疼きがお腹を痺れさせる。
 下着を穿くことを許されていない股間部で勃起し始めたクリトリスが、寄生武器の胴体で内側に押し込まれ、甘くはしたない鼻息が漏れてしまう。
「んはぁっ! あんっ! んあっ! イ……ク……ぅ❤」