「モモコで大丈夫なんですか?」
「な~に、あたしが指名されて羨ましいの?」
 モモコは腰に手を当てた得意げなポーズでハルカの方を見やる。身体をくねっと捻る悩ましいボディから、ブラウスを押し上げる白い隆起が垣間見えた。
「はいはい。行ってらっしゃい」
 ハルカは呆れたように肩を竦めて手を振った。
「もうちょっと……」
 アキラは机から乗り出すようにして、モモコの胸の谷間を覗こうとしていた。
「うむ、頼んだぞ。モモコ」
 姿長官としては絶対の信頼性を持って、任せることにした。
「はい」
 モモコはしっかりとした返事で頷く。
 女戦士としては甘さが抜けないが、職務には忠実で、何よりも使命感と正義感は人一倍だった。