「うっ……」
度重なる絶頂地獄から、気を失っていたモモコは、ようやく目を覚ましていた。
「あたしは……?」
ゆっくりと重たい瞼を光らせて、自らの身体を見下ろしてみる。
すぐに目に映ったのは、着ていた衣服をすべて脱がされた全裸であるということだった。
「――っく」
ぼぉっとする頭を持ち上げると、視界が広がった。
研究所の壁や床から、X字に磔拘束のモモコに向かって、電動お掃除ブラシのような先端の機械アームが伸びていることを気付く。