「今日から衣替えか? モモコ」
「ええ……」
 なぜか当然のようにモモコの部屋にいるゴーミンに話しかけられ、モモコは弱々しい表情を取り繕い、生返事した。
「ふわぁ~」
 口を開いた途端、欠伸がこぼれる。
「おいおい、眠そうだな。ちゃんと睡眠を取らないと美容の大敵だぞ?」
「だ、誰のせいで、眠れなかったと思ってんのよっ……!」
 ゴーミンに文句を言い、心がへし折れそうになるのを懸命にこらえようとする。
 昨夜もアングラー兵に犯され、雑魚兵補充任務を経て、このゴーミンにアナルを穿り回された挙句、十回を超える肛門絶頂をしてしまったのだ。
(ダメだわ……力がもう、はあ、入らない……)
 服を着込んだだけでモモコの体力は疲労していた。
 ぐ~。
 何より限界なのは空腹感だ。
「モモコは腹が空いてるようだな。食事を与えてやるぞ」
 ゴーミンはニヤニヤと笑ったまま、いきり勃った生殖器を剥き出しにしていた。
「勝手なことを言わないでっ!」
 モモコは目元を引き締めつつも、口の中に涎が溜まるのを感じ、恥じらいと屈辱から頬を赤く染めた。
 これがモモコの食事なのだ。
 ゴーミンの肉棒を咥え込み、しゃぶることで射精を促し、精液を飲んで一日の糧にすること――それが今のモモコに許された唯一の食事――強きな瞳を残しつつ、ゴーミンの足元に跪いた。
(……今は我慢するしかないわ! 地底帝国チューブを倒すまでは、あたしはがんばって耐え抜くのよ!)
 ドクドクとうるさい心臓の鼓動を抑えるように、モモコは自分の心に言い聞かせる。
 ゴーミンの企みに想像はできた。
 モモコを精液漬けにして快楽に溺れさせ、正義の心を砕こうというのだろう。