「よし、手を使ってもいいぞ」
「はい……」
インダベーの許しが出て、モモコはようやく大皿を掴んだ。
「んんんっ!」
舌が腐り落ちそうな不味さだ。
火傷になる寸前の高温が、悪臭を強く匂わせる。
しかし、空腹感だけは抑えられなかった。
ごくんっ! ごくごく……。
嚥下の音を鳴らし、ドリンクには適しない濃度の精液を、無理矢理に呑み込む。タンパク質が体内に吸収されるのを心待ちにして――。