「俺たちは、慰安婦が手に入るたびに何をするか考える」
「んひぃ!」
 淡々とモモコに語り掛けてくる内容なんて、当然聞こえるものじゃない。
「何をして楽しませてもらうか、毎日の過酷な上司の命令に答えた後で一服の清涼剤が我らもほしい」
 モモコの腹部に何かが下りてくる。
「まぁこれはナノマシンを子宮周辺の細胞に外部から打ち込むシステムだよ」
「あ……ああ……」
 何を言われていても、未知の感覚に全身を蝕まれている最中のモモコには意味が理解出来ない。
「化学班が仕事の合間に考えてくれて今日がお披露目ということだ」
 その先端から紫色の光がモモコの下腹部を撃ち抜いた。