ボグゥゥッ!
 右横から割り込んだ別のアングラー兵が勢いよく膝蹴りを振るう。それはモモコのお腹に直撃する。
「あぐぅぅぅぅぅ!」
 痛恨の一撃は急所に炸裂していた。
 肺に残っていた酸素を一粒残らず吐き出し、呼吸が瞬間的に途絶える。意識は朦朧として視界がぶれる。
「あはぁぁぁぁぁっ!」
 モモコは戦闘中にも関わらず、両手でお腹を押さえて蹲る。身体はくの字型に折れ曲がり、姿勢は保てない。
 明らかに弱体化するほどのダメージを負っていた。
 しかもたった一撃だ。
(……なんで反応するの?)
 モモコは苦痛以外の原因に頭を混乱させていた。
 じゅばばっ、じゅぶぅぅぅ……。
 秘裂が潤みを伴ってホットパンツを濡らしているのが実感できた。秘貝がパクパクと開閉して止めどもない絶頂汁を滴らせている。
 ただアングラー兵にお腹を蹴られただけだ。
 それだけで身体は火照ってしまう。
(そ、そんな……たったこれだけで、イカされたの……?)
 モモコは桜色の唇をワナワナと震えさせ、歓喜の涎が垂れさせた。