「むぐぐ……な……なしあ……はいよぉ……」
 モモコの身体は不自由な拘束に敷かれていた。
 人の気配がしない森の奥まで連れてこられたモモコは衣服を剥ぎ取られ、左足を高々と上げさせられ、木の枝を利用してYの字拘束で縛られていた。
(あたし……脱がされて、縛られているだけなのに……)
 猿轡を嵌められているモモコは喋ることができず、拘束されての見世物にマゾな悦びを抱いてしまった。女体はキュンキュンと甘い疼きが断続している。秘裂はまるでお漏らしをしてしまったかのような蜜液の洪水ができてしまっているほどだ。
「は、はやふぅぅ……ひへるはへ、なんへぇ……ふひひょうほ……」
 閉まりきらない顎からは涎がだらだらと流れ、首元まで唾液で汚している。
 モモコは湧き上がる悦楽の感情に悩まされていた。肢体の疼きがひどくてすぐにでも自慰行為に走らないと気が狂いそうだ。今なら激しい陵辱も悦んで受け入れるだろう。
 なのに、アングラー兵たちは、モモコになかなか触れようとしてこない。少し距離を保ったままで緊縛モモコを視姦している。
(早く、早くぅぅ……! 身体が疼くぅ! も、もうダメぇっ……!)
 モモコの性欲のボルテージはどんどん昂ぶってゆく。求めているのに何もされない行為が、焦らしとなってモモコを発情させているのだ。
 三匹しかいなかったアングラー兵は、その数を増やしていた。モモコの放つ牝臭は女王蜂のフェロモンのように異形の生物を惹きつけてしまう性質がある。
「んっ! はぁ、はぁ……はぁ、はぁ……んんん❤」
 一刻も早く嬲り物にされたい欲求から、艶っぽい吐息が漏れ続ける。頭の中までが官能的なピンク色に染まっていくようだ。アングラー兵の魔の手によって強姦される淫らな想像が思い浮かんだ。