「ひ……くぅっ」
モモコは力の入らない下半身で、お尻を引き締めるように奥歯を噛みしめる。
今は衣服を着こんでいるものの、少しでも気を緩めれば、大量に注入された浣腸液が排出してしまいそう恐れがあった。
だが、モモコのそんな努力を嘲笑うかのように、技術師が話しかけた。
「ほら、こちらを見てください……モモコにプレゼントがあるんですよ」
「……え?」
モモコの視界の隅に映ったモノを見た途端、吐き気すら覚えるその違和感、怖気が走り抜けた。