「何だよ、お前! お前……離せったら、離せ!」
 タケル少年は、ハルカとモモコの制止を振り切って、走り去ろうとした。
「あのねぇ、あなたは狙われてるのよ!」
「恐くないの? あんな奴らに追いかけられて!?」
 暴れるタケル少年に手を焼いているハルカとモモコ。
「ヘッ、追いかけられるのは慣れっこだい」
 少年はいきなり、ハルカとモモコのスカートをめくる。
「きゃぁっ!」
 ハルカは慌ててスカートの裾を押さえ込む。
「あれぇ……何だろう、これ?」
 タケル少年の興味がひかれたのは、モモコのスカートの中身だった。
 パンツも履かずに、お股の付け根にあるクリピアスを見つけられ、タケル少年が、不思議そうに手を伸ばす。
「あ……まって! それを引っ張らないで!」
「引っ張る? こうかな?」
 待てと言えば逃げる。触るなと言えば触る。引っ張るなと言えば当然引っ張る。
 それが悪ガキ少年の流儀だった。
「ひゃぁ❤」
 クリトリスが弄られる感触に、モモコは甘い吐息を漏らした。