「なんだ、これ?」
「そ、それは……ダメぇっ!」
 モモコがピアスのスイッチを奪い返そうとするが、それよりも早くタケル少年はモモコから離れていた。
「アッカンベーだ。ブス!」
 タケル少年は一目散に逃げてしまう。
「も~っ! なんなのよ、あの子!」
 モモコは秘所から漏れ続ける愛液をごまかすように、スカートを押さえて文句を言うだけだった。
「本当よね!」
 幸いなことに、ハルカはすぐ隣で行われた事件に気付くこともなかった。