「いやぁ〜、これがはるちゃん先生の部屋かぁ」
 アパートの鍵が開くと、はるなが入るよりも早く、二人の男子生徒はズカズカと遠慮なく入ってゆく。

「これからはるちゃん先生が蟲相手にイカされたエッチな上映会を始めるね」
 メガネ君はハンディカメラをテレビに繋ぐと、一番の特等席ではるなの反応を鑑賞するかのように、自らの隣に座らせた。
 一方の小太り君は勝手に箪笥の引き出しを開いては、物色を始める始末だ。