『ターボレンジャー!』
 画面上に映し出された森川はるなが変身のポーズを取る。
『ピンクターボ!』
 一瞬の後、全身をぴったりと貼りつくピンク色の強化スーツに身を包んだスレンダーな戦隊ヒロインが存在していた。
「へへ、はるちゃん先生、やっぱ僕が目をつけてただけあるよ」
 メガネ君は喜々として、テレビに映るピンクターボに夢中になる。
 しかも思わぬアクシデントが起こったとはいえ、かつての憧れのヒロインが正体不明の蟲に敗北しするヒロピン鑑賞には持ってこいだった。
『きゃぁぁぁああ〜っ!』
 けたたましい絶叫とともに強制的な変身解除に追い込まれた時の筋肉の躍動。
 はるなが着込んでいた紺色のスーツがビリビリに破れ裂かれ、形がハッキリと分かってしまう全裸ボディのライン。
 崩れ落ちた際にも、異形蟲の責め具に剥き出しの乳房が上下に揺さぶられ、悩ましい女体を伸び縮みさせる。
『あああんっ!』
 一糸纏わぬ女教師が絶頂に打ち上げられる様子は、扇情的で、異様に淫靡だった。

「ほら、このシーン!」
 メガネ君が大声を張り上げて、はるなの肩を抱き寄せながらテレビ画面を覗き込む。
 そのシーンでは、仰向けに倒れ込んだはるなの股間部分が正面からしっかりと捉えられていた。膝を折り曲げたままで両腿を開いた格好のせいで、ハッキリと映っている股間部分を、メガネ君は凝視する。
「はるちゃん先生の恥ずかしい部位まで映ってるでしょ」
 恥裂がぱっくりと開かれ、絶頂汁がコポコポと溢れる秘丘の様子までが、撮影されていたのだ。

「これ……消してくれるんでしょうね……?」
 はるなは怯えた声で問いかける。
 映像は尚も続いていた。
 意識もなく、ぐったりとしたはるなの体位が無理矢理に変えられ、体の隅々までが映し出されていた。