「あひぃいいいいいいいい!」
 薬の効果は絶大だった。
 披露宴前に全員の相手をさせられていた事もあるかもしれない、もう感覚がなくなっていた筈なのに、過敏に、極端に。
「やめぇ だめぇ」
 一つ突きを入れられる度に絶頂感が響く。
「あぶぶ!」
 それが注入された薬品の所為だと思いもよらずに。
「ぎゃん! もういやぁあああああああああああああ」
 何度も、何度も絶頂へと強制的に押し上げられる。
『竜!竜! 助けて! 助けて!』
 何度も願い、何度も絶望する。
「夫に会える身体なのかよ?」
 ぶつぶつと竜の名を呼ぶ香に何人目かのゴーミンの一言。
「あ……」
 心の中の竜が後を向いた瞬間だった。」