洗濯が終わってパンパンに膨らんだ紙袋を持たされてやっと解放される。
「旦那さんにはちゃんと上手く言うんだよ、でないと家庭の破滅かもね」
「そんな……」
もう涙しか出て来ない、水で洗われた身体が冷たいのに、洗濯を終えたばかりの衣服はそれを慰めるように暖かった。
「もし疑われちゃったら、映像を旦那さんに送ってあげるから安心して」
こんな子供たちに翻弄されるしかない運命なんて……