安普請の外付け階段を降りると、カンカンギシギシと大きな音が鳴り、つい言葉が出そうになるのを必死で抑える。
「さて、何処へ行きたいかな?」
 行きたい場所へなんか絶対に連れて行ってくれないのに……
「公園?」
「それはどうかな、お楽しみだ」