「あ……何かが……」
奥からこぼれるように外へと向かっている。
「ん……」
ツルツルしたような感触、胎内から優しいアプローチだった。
「こんなの知らない……」
ザンギャックによって無理矢理に汚され続けたその場所は優しい刺激に餓えていたのかもしれない。
「ここでは産卵中だ、ニンジャホワイト鶴姫がな」
「あ!」
ポロリと床に落ちたそれは、まるで鶏卵。
「ん……」
通り過ぎていく人のことなど意識に残らないほどのショックに見回れていた。