「歩いて行けば我々の秘密基地の場所もわかるぞ」
 当然この前爆発した以外にも隠された前線基地はいくつもあると言うことらしかった。
「そんなの知りたくないわよ!」
 ザンギャックのやることなんか同じだと理解できる。
「歩け!」
 こうやって、鶴姫を裸にして町中まで歩かせる。
「くっ!」
 わざわざ鶴姫がニンジャホワイトだったことを喧伝もせず。
「あれ……」
「何したのかしら?」
 ザンギャックに刃向かった者がどうなるかという事のアピールだけを先鋭化する。
「嫌らしい物を付けているのね」
「ああ、本当は自分からしてもらっているとか?」
 聞こえよがしに聞こえてくる声が、一番鶴姫には辛かった。