「よく来たな」
「あなたもザンギャックの名誉市民なの?」
「当然、あんたのファンってわけさ」
悪びれもせずに男はニヤケてみせる。
「ベンチの上でM字開脚をしてくれよ」
そう言って公園のベンチを指さす……
「ええ……」
もちろん彼が名誉市民であるなら樹里のピアスコントローラーを持っているのだろうから、抵抗は無意味だ。