「分かった、わかったわ!」
 桃の声に反応して、振動は停止された。
「はぁ❤……はぁ❤……はぁ……」
 敏感な部分を刺激されて、肉体だけが勝手に興奮状態に持ち上げられた、呼吸法を用いてそれを沈めなければならないとは屈辱だ。
「では……中尉、水着を脱いで、制服を着ないでください」
「え?……」
 脱ごうとしていたのを邪魔した張本人が何を言っているのだろうか。
「ああ、全裸になって欲しいという事です」
「全裸?」
「はい」
「ここで?」
「くどいですよ」
 ブブブブブ……
 突如として三点のリングが再び振動を始める。
「ひっ❤ ひあっ!❤❤ やめ❤」
 プツンッ
「わ、わかったわよ……」
 桃は隊員の目の前で水着を脱ぎ始める。
 先ずはビキニブラのホックを外し、その豊満な胸を露にする。
 次にビキニパンツをゆっくりと脱ぎ始める。
「ほら、これで満足でしょ!」
 桃は考えていた、おそらくは医務官たちの差し金だろうが最終的な目的は何だろうかと、桃の戦略的な知性がしっかりと機能しはじめていた。