桃は気がついたら全裸で駅のホームにいた。
「え? なんで?」
なぜ自分が裸なのか、なぜ駅のホームにいるのか、何も思い出せない。
「やだぁ~」
クスクスと遠くにいる女子高生が笑っている。
「お姉ちゃん、いいカラダしてるね~」
オッサンがニヤニヤと笑っている。
桃の知ってる常識がおかしいのか、誰も桃が裸でいる事を咎めないし、悲鳴をあげたりもしない。