それよりも少し前……

 ゆったりとした空気と、優しい日差しが降り注ぎ、自然全てから愛されているような、そんな気持ちになる場所。
「うん……ここに入れて良かった……」
 森の中を歩きながら、季節の花を確認する。
 ここをディノチェシサーが走った形跡は無い。
 そっと、自分のお尻を確認する。
「……もう……終わってるのよね……」
 毎日、日課として浣腸をさせられていたのは過去のことだ。
「私は戦士なのかな……」
 仲間たちは星獣に認められて、それはサヤも同じなはずなのに……
「戦う覚悟が足りない……」
 ブラッドゲームの時も、真っ先に逃げ出そうとしてしまった事を後悔している。
 思い出しているだけで、調教されきったお尻の穴がムズムズしてくる。「花の性奴隷サヤ!」
「誰?」
 ここはギンガの森、呼ばれた人以外は居ないはずの場所。
「ご主人様さ」
 木陰から、ゴーミンを従えたズゴーミンが現れる。