どれくらいそこで、呆然としていたことだろう。
痛みが徐々に意識を覚醒させていく。
「あ……あああああ……」
両手にこびり付いた破瓜の血はもう乾いて黒くなっている。
身体の敏感なパーツには大きなピアスがぶら下がっていて、身体を少しでも動かすと脳の裏側に響く……
痛いような気持ちがいいような、表現しがたい刺激を送り続けてくるのだった。