「ほうら、こっちも見せてやる!」
 バツンッ
「きゃぁ!」
 ボタンがはじけ飛ばされると、マツリは一瞬にして全裸に剥かれる。
 ゴクリッ……
 ピアスの微振動音の中に、誰かが息をのむ音が聞こえた。
 誰もが幼いころから元気に買い物に来て、母親の代わりをしている健気な巽家の末娘を知っていた。
「それが……」
 目を閉じる事を惜しむほどに立派な『女』になっていた。
「これが、ザンギャックの慰安婦の姿だ」
 クリトリスに付けられた青いピアスが、両の乳首にも装着されていた。
 その歪んだ肉体が更にマツリの姿を美しく淫猥に見せている。