「こんな事……」
「マツリちゃんのお兄ちゃん達だって本当はこうしたいんだよ」
 薬局のおじちゃんが、興奮した顔で説明する。
「そんな」
「男ってそう言う生き物なのさ」
 次々におじちゃんたちが牡の顔になって、もう昔から知っていた人たちには戻れないだろう。
「マツリは幸せ者だな」
 何故かゴーミンなそんな事を言い出して。
「これを、付ける事にする」
 金属製の板にラバー製の違う形の筒が生えていた。
「貞操帯ってやつだな」
 それは、異様な光を放っていた。