四つん這いにされて、尻を高く掲げさせられる、このポーズは嫌な思いでしかない。
「もう許して昨晩からずっとなのよ、もうお尻が限界だわ」
 許しを請うだけの弱い存在が詩織の今の状況だった。
「ここ迄ビール瓶を咥えこんだまま、落としもしなかったんだから大丈夫だよ、自信を持って!」
 何の慰めにもならないような言葉を掛けられながら、グリグリグリとビール瓶がゆすられる。
「あ……いやぁあ!」
 ぶぴゅ!
 ブブブシャァ!!
「ひっ! ひぃいいいいいいいいいい!」
 それに合わせて悲鳴が迸る、なのに誰もその事を気にかけもせず、詩織のアナルから溢れ出るビールが撮影されていく
「外まで声が聞こえとるぞ」
 そう言って入って来たのは、近所で草太朗よりも昔から牧場を営んでいる牧場主たちがだった。
「え? なに……いやぁああ見ないでくださいぃ」
 真っ先に反応したのは詩織だった、ここに入ってから色々と教わりながら草太朗さんと牧場を大きくして来たのだ。
「嫌です……いやぁあ……」
 他から入って来た二人を温かく迎えて、そして導き良く指導してもらった、どんなに感謝している事か……そんな人たちに、この醜態は見せて良いものじゃない。