「おや、皆さんどうしました」
「ひぃ!」
 草太朗の声に詩織がいち早く反応した、今詩織は全裸で男達に囲まれて嬲られているのだから。
「君と飲みたかったんだよ」
 隣人たちはそっと草太朗に近づくと、ビールケースで作った車座の方に連れて行く。
「詩織ちゃん、こっちだよ」
 予定より早く帰って来た草太朗から詩織が隠れるようにして、畜舎の奥へと連れて行かれる。
「ああ……はやくはやく、草太朗さんに見られてしまうわ」
 ひとまず与えられる服にホッとする詩織だったが、この宴はもちろんこの程度では終わらないのだった。