「昼は時間が足りなかったからな」
 下宿学生たちが、一瞬気圧された裸体に、今度は欲望を膨らませて行く。
「握ってくれよ、最初はその綺麗な手で!」
 あっという間に彼らは、その若さを詩織の肉体にぶつけ始める。
「やぁあああああああ!」
 つい零れてしまう悲鳴にも
「嫌なら社長に」
「ああ、嫌じゃないわ……」
 何度でも共犯性を確認させられる詩織だった。