「ああ……」
 テーブルから降ろされても股間を広げさせられる。しかもカメラが詩織の秘所を狙っていた。
「なんで、今更……」
 これ以上なんの束縛を要するのか詩織には理解できない、ここまでされていてもう逃げだすことなど無理だと嫌と言うほど理解しているのに……今、詩織が失いたくないものは唯一つ草太朗さんからの優しさだけだった。
「はい、チーズ!」
 ぐちゃぐちゃに弄ばれた肉体を記念撮影されて、その晩は更けて行った……