「どうした、昨日まではやる気満々だったのに!」
 草太朗さんが牛尾君16号の性欲減退を朝から気にかけている。
「昨日は普通だったよね、しーちゃん」
「え、ええ……」
 その精液は全て詩織の中に放出されたなんて口が裂けても言えない。
「こういう事もあるんだなぁ」
 詩織は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。