ズルリッ……ドチャッ
雄牛かペニスを引き抜いた瞬間に膝の力が完全に抜けた詩織はそのまま床に突っ伏して落ちた。
会場内には、荒ぶった牛の息だけが響いていた。
「素晴らしい!」
ようやく観客の一人がそう言って拍手を始めると、次々にその場にいた人たちがそれに習うように素晴らしいを連呼し拍手を詩織に送るのだった。
「ふふふ……また来年もよろしく、奥さん」
映像と実演のコラボは大成功で既に次回作の期待を部長に求める声も湧き上がっていた。