グイッとズボンが引き上げられ、バイブが抜け落ちない様にギュウギュウと更に引っ張る。
「無理だわ……こんなの、ぜったいに……むり……」
 あっという間にズボンの股間部分が湿り気を帯びて来るのがはたで観ていても良く分かった。
「おしっこ漏らしちゃったみたいに見えちゃうね」
「ああ。止めて……こんな事ずっとなんて、我慢出来ないわ」
 絶えず焦らされる様に、快感に焙られ続ける感じがする
「ダメだよ詩織ちゃん、これは詩織ちゃんの為だから!」
 わざとらしくそう言うと。
「俺たちと直接セックスしなくても、これで家の中どこでも感じられるでしょ」
 このバイブも詩織の思い出上書き計画の一環だったのだ。