「じゃあ、サインで……」
 違う苗字、結婚したことは聞いたことがあった宅配のお兄ちゃんは色々と妄想を膨らませる事になった。
『こんな年寄りと結婚したのか』とか……
『すごいエロい事好きだったんだなぁ』とか……
「ありがとうございました!」
 しかし、口に出したのはそれだけで荷物を置いて、さっさと逃げ出してしまった。
「あのあんちゃん、七海さんの裸で今夜はオナニーじゃな」