「う……もうおトイレに……限界です」
立ち上がろうとした七海を義父は頭を押さえるだけで、止めてしまう。
「まぁ待て……こんなに素晴らしい息子を持ったのに、このままトイレか?」
「そうなんだよ、おじいちゃん。ママってば浣腸したらトイレにすぐ行くんだ」
夫が寝ているすぐ脇でするような会話じゃない。