「ああああ……く、くるしい……っ、い、いたい……っ」
 トードから注がれた熱い冥獣の力は受精卵を一気に一つが2つ、2つが4つ、四つが八つに、細胞分裂があり得ない速度で行われ、胎児の形を形作っていく。それに会わせて腹部が膨らんでいき、妊婦のそれになっていく。
 その圧迫感に深雪は呻いた。
「あ…あが……」
 異常なスピードの成長と圧迫感に白眼を剥いて悶える深雪。
 2500g、3000g、3500g……適正体重を越え、巨大児のレベルになってもその成長は止まらない。5200g……やっとそこまで行って成長は止まった。
 そして、深雪にはその肉塊を媚肉を押し広げて産み出さねばならぬという地獄が待っているのだ。