「ん!」
 ポチッ
 ビュウウウウウウウウウウウウウウッン
「あ……ああああ……」
 凄まじい勢いで母乳が搾乳されていく。
「ジジル・ジルマ・マジカ・ジジル」
 深雪のいる場所の魔法陣が光る。
「血液増やしておかないと、この量を一気に二本は無理だよね」
 深雪に、また読ませた呪文のメモを渡す。
「ああ……あぐん……」
 身体の中で起こっている物理的な変換が、あまりにも性急で気が逝きすぎるのだ。
「嘘……ああ……」
 搾乳だけで気をやっていた。
「これで毎日嬉しいでしょ?」
 その声も聞こえていない様で、深雪は前後不覚に墜ちていく。