黒く見える群れは意思があるように体育館にあるひとつだけ白い肌に波となって襲いかかった。
「きゃああああああ!!! いやっっ!!! いやぁぁぁぁ!!」
 戦闘員たちはどこまでも残酷だった、すぐに捕まえられるのに、全裸で逃げ惑う深雪に、わざと逃げ道を作っては無駄に駆け回らせる。
 熟れた肉がぶるん、ぶるんと揺れ、汗が珠となって飛び散るのを嬉しそうに笑いながら。