毎度の事ながら彼方此方から色々な古文書を探り当てては、何度目かの一度限りを今回も使用された、
そうするべきであろう大きな敵ではあったが、これで本当に二度とこちらに呼び戻される事も無いのだと考えると
少しは寂しさのようなものを……
「どうします? 今回はぁ朝までとか言われてませんしぃ メレとしては……その……二人っきりでぇ」
「いや、我等の様なものがいつまでも地上に居ては、迷惑だろう……帰るとしよう、再び冥府の底へ……」
「はい!」