「首輪とピアスのプレゼントだ、これからはリオじゃなくて俺たちがご主人様だぜ」
「え?」
 聞き捨てなら無い言葉だ。
「それはザンギャックの奴隷に付けられる装備一式だ、ハイテクが詰まってるものだから大切にしてくれ」
「できるかぁ! メレは……メレはリオ様だけのものだぁ!」
 叫ぶ今年か出来ない、生き返った肉体は言う事を聞いてくれない
 あの満たされた日々よりも鋭敏過ぎる感覚が全ての邪魔をする。
「あははははは! 君の始めては全部俺たちの内、誰かが貰う事になってるのさ……そして、安心していい。妊娠も出来るぞ」
 プツンッ……
「あ……」
 ブラックアウトした、メレともあろうものが、現実の辛さから逃げ出したのだった。