「尻奴隷に……なります……」
 ついに美羽はその言葉を発してしまう……
「ひひひ、よう言うたな」
 そしてヨコザは当初の宣言通りに美羽のピアスを外してくれた。
「え?」
「それが付いておっては、名誉市民が持っておるコントローラーで好きにされてしまうじゃろうが」
 その上で……
「こいつを渡しておくぞ、簡単に仲間を絶頂させられるであろう?」
 ザンギャックTVでプレゼントされる簡易版と違い、全ヒロインのピアスをコントロールできるスイッチだった。
「なんで?」
 ヨコザワルドが何をしたいのか分からない。
「救いたい仲間がいるなら、尻奴隷になると言わせるために使うがいい、そうしたら名誉市民が持つコントローラーから解放されるとな」
 気が付けばあれだけ周りにいた名誉市民もいなくなっている。
「え? なんで……」
「嫌いじゃったろ? あの変質者ども」
「そうだけど……まさか」
 考えたくはないが、相手は極悪人の宇宙人なのだから……
「ひひひひ、救うてやったのじゃもっと喜ばんかい」