「さぁ今日はチーズ生産の日だな! 喜べぇ!」
『『『わーい!!!』』』
 人生初めてのチーズ生産の日から一週間、待ちに待った一週間にゴーミン達と園児達は嬉しそうに白石チーズのパックを準備していた。
「んっ……❤」
 ゴーミンが背後でスタンバイしている中、二回目のチーズ生産への不安は高まるばかりだった。
「茉子先生! 美味しいチーズ今日もお願いします!」
「え、ええ……先生頑張るわね」
 茉子の料理を食べた人はみな複雑な表情をする、分かっているのだどういう意味があるのかは、一週間前のチーズは園児たちには美味しい物だったという事実は不思議な感覚を呼び起こすものだった。