「う、うぅん……❤」
 母体へのさらなるナノマシン注入によって茉子の体はより生産性と効率、汎用性が向上した。
 母乳の搾乳量とチーズの生産数はさることながら、チーズ排出時の形状も任意で変形可能になった……いつもの食べやすいサイズのチーズも、体力は使うものの姫さまのような太く長い白石チーズも……
 今までお手頃サイズで販売されていた白石チーズが大きく太く長くなり業務用で登場するのは消費者にとっても話題性バツグンであった……。
 さらに腸内で一週間の熟成期間が必要だったチーズはナノマシンにより時短され茉子は様々なサイズのチーズ生産を要求されたのであった。
 そしてミルクタンクにはザンギャックが開発していた転送システムよりも大がかりな物が、ようやく実用化されて来たのだ。
 スペースショッカーによって生み出された魔法陣、転送する目標座標をミリ単位で設定できるようにしたのはザンギャックの科学担当の成果と言えた。
 これからは、宇宙の果てからでも、女体に浣腸する物質を集める事が可能になったのだ。