シュバッ……シュバッ……!!!
 搾乳機がいつもより勢い良く搾乳しているのを身をもって感じる、以前ザンギャック基地にてゴーミン達に新しいナノマシンを注入され母体の感度もミルクとチーズの生産量も以前とは段違いになった。
「茉子……」
「平気だよ、お母さん……」
 隣で心配そうに見守る母:響子との搾乳量、チーズ排出量の違いがそれを物語っていた。
「わぁ〜茉子せんせー! 先生のお母さんよりもいっぱいミルク出るようになったねー!」
「やっぱり茉子先生は優秀な人畜さんなんだね! バケツのおじちゃん達が言ってた通りだ〜!」
 牛小屋に園児達がやってきた、変わらず無邪気な表情で母乳が溜まっていく搾乳機を見つめている。