「下半身も上半身チェック完了、次は……」
「顔出して! 前屈み!」
衛生局の役員達に言われるがまま指示に従う、相手は一般人かつ両手後ろ縛り……抵抗する事も意志も既に茉子には無かった。
「舌だして」
しかも衛生局の役員たちは、無機質に普通に家畜を検査する様に茉子を扱っている、人畜という名の家畜、牛馬が如く扱われ続けるのだ。
「は、はひぃ……❤」
舌を若干引っ張られながら涙に唾液、鼻水、文字通り全身を隈なく検査された。