「久しいの? 息災であったか?」
 丈瑠によってシンケンジャーのメンバーが招集されていた、約束された集合場所に一足先にヒロインズが男性陣より早く集まっていた。
「姫も、お元気そうで……」
 ザンギャックに管理されている状況をお互いに分かっているだけに会話は弾まない。
「丈瑠は姫には……」
「言うな、こうでもしないとな……」
 出て来る口実が必要だったのは茉子も同じだ。