なんとか黒子さん達による嬲り混じりの着替えを終え陣幕が片付けられていく。
「丈ちゃん、やっぱり予想は的中だな!」
「流石です! 殿」
「このままじゃいけないという事は分かったな」
 外道衆との戦いを終えて、男性陣は何やら思いを巡らしている様子だが、女性陣達はそうはいかなかった。
「はぁ……はぁ……はぁ❤」
「んっ…………❤」
「…………❤」
 ことはと姫様の様子を見るに同じように黒子さん達に嬲られたのが見てとれた、茉子としても黒子さん達すらザンギャックの支配下に置かれた事にショックも感じずにはいられない。
 シンケンジャーとして活動する上で黒子さん達は必要不可欠……いわば影の立役者だ、その黒子さん達に裏切られたという事実は絶望感にも繋がった……。
「話があるんだが、聞いてくれるか?」
 やっと、心の中を整えている所に丈瑠からみんなに声がかかった。