こうなってようやくはたと気が付く。
「みんなはっ……」
 この状況にされているのは自分だけではない、ことはと姫様がすぐ後ろにいたはずで……そうだが振り向いた先には残酷な景色が目に入って来る。
「…………ッ!」
 ことははアナルにイルリ浣腸、姫様はアナルフックを首輪に繋がれながら四つん這いで歩かされている……ただの両手後ろ縛りで済んでいる茉子はまだマシなのかもしれない、その事実が無力感を突きつける。
「茉子……」
 姫様の儚い表情が全てを物語る、数十分前の楽しく幸せな時間はもう終わっているのだと改めて感じさせられた……。